健康の基本は和食中心の食生活
毎日の食事は健康に大きな影響を与えている
食べ物は人間の健康に大きな影響を与えています。
栄養のバランスが取れた食事を規則正しい時間に食べていれば、それほど病気になることはありません。また、ある特定の成分や食品を過剰摂取しないことも健康維持には大切です。
私たち日本人が悩まされている病気の中に「ガン」がありますが、その中でも胃ガンや大腸ガンなどの消化器系に関するガンを発症する人はとても多いのです。
それ以外の消化器系のガンでも、肝臓ガンは栄養が偏ったり、アルコールを摂り過ぎたことにより発症しますし、膵臓ガンは糖分、動物性脂肪、タンパク質の過剰摂取が原因となっています。
そのため毎日の食事はとても重要なのです。
どのような食事が良いでしょう?
健康な生活を送るためにお勧めしたい食事は和食です。つまり私たち日本人が本来食べているものを継続すれば良いのです。
現在、和食はヘルシーということで 世界中から注目を浴びています。
ではなぜ、和食がヘルシーなのでしょうか?
その最も大きな理由は栄養バランスが優れているからです。ご飯、味噌汁、漬物、主菜、副菜が基本ですが、野菜、豆類、海産物などの多くの食材が使われています。また、納豆や味噌は発酵食品として健康効果も期待できるのです。
そしてカロリーが控え目で脂肪分が少ないこともポイントの1つです。肥満や糖尿病などの生活習慣病を防ぐことができます。
また、味付けを昆布や鰹などのダシで取ることが多いため、調味料を多く使う必要がありませんし、濃い味付けによって塩分を摂り過ぎる不安もありません。
これらの理由により、和食が多くの国で取り入れられるようになり人気を集めているのです。
逆に日本では食生活が欧米化して、脂肪分が多く高カロリーの食品を食べるようになりました。
もともと食が欧米化するようになった理由は、終戦後、アメリカが小麦や肉類などの安定した輸出先を確保するために日本の給食を利用して、パンや肉を食べるように指導したことが大きな要因となっています。
それにより肉類の消費が増えて、ハンバーガーなどのファーストフードなどが流行るようになりました。
この食の欧米化は動物性脂肪の摂取が増えて、食物繊維の量を減少させてしまいました。これが大腸ガンなどの原因となっていますので、食生活の見直しが必要なのです。
アメリカの食事ではファーストフードを利用するケースが多いと思われているかもしれませんが、実はそれほどでもないのです。特に動物性脂肪の摂り過ぎなどを考慮して、なるべく子供には食べさせないようにしています。
アメリカではファーストフードをジャンクフードとも呼んでいます。ジャンクフードとはカロリーが高いだけで栄養バランスを著しく欠いた食品のことを指します。
そのため時々食べる程度なのです。
毎日ファーストフードを利用している人は食生活に注意するようにしましょう。
そして私たちが日本人が食べている和食を中心とした食事を心がけるようにしてください。それが健康の基本なのです。