健康ライフ情報調査隊

人間の健康に関する様々な情報をお伝えします。最近は予防に対する意識が高まっていますので、お勧めしたい健康法やサプリメントについての話題も取り上げています。

メタボリック症候群を防ぐために日常生活で心掛けること!

 

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メタボリック症候群とは?

メタボリック症候群という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。これは別名メタボリック・シンドロームとも呼ばれ、近年話題になっています。

しかし、その詳細を明確に理解している人は少ないのが現実です。

何となく太っている人を指しているというイメージがあると思いますが、具体的にどのような状況のことをメタボリック症候群と呼んでいるのでしょう?

2008年(平成20年)4月1日よりメタボリック検診というものが義務化されました。これは40~74歳の医療保険加入者が全員対象になります。

その検診結果によってメタボリック症候群であるかどうか判断されるのです。

診断基準は2005年(平成17年)4月にメタボリックシンドローム診断基準委員会によって設定されました。

診断の第一段階は立ったままの状態で腹囲を測定します。そして男性は85㎝、女性は90㎝以上の場合はメタボリック症候群の疑いがあると診断されます。また、腹囲の結果に関係なく、BMIの値が25以上の方も該当しますので両方の結果を知る必要があります。

第二段階は血圧、血糖値、血液中の中性脂肪とHDLコレステロールを測定します。

その中で脂質異常、高血糖、高血圧症のうち、2つが該当すればメタボリック症候群と診断されます。尚、基準値については下記の通り定められています。

 

★高血圧症

収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上

★脂質異常

中性脂肪150mg/dl以上、またはHDLコレステロール40mg/dl未満

★高血糖

空腹時血糖値100mg/dl以上、またはHbA1c5.2%以上

原因や対策について

メタボリック症候群は内臓脂肪が増え過ぎてしまうことにより、代謝機能が正常に働かなくなって血液中の中性脂肪やコレステロールが増加して動脈硬化などを引き起こしてしまう状態のことを言います。

この状態が悪化すると心疾患や脳卒中になることもありますので、充分に注意しなければなりません。

そのため普段からメタボ対策を考える必要があります。最も重要なのは日常生活における食事と運動です。

以下に大切なポイントをご紹介します。

1.日常生活で心掛けること

・食べ過ぎない、また時間をかけてよく噛んで食べること

・食事はなるべく毎日決まった時間に食べて、就寝前などは避ける

・脂分が多い食品を摂り過ぎない

・食事では野菜を先に食べ、特に緑黄色野菜をたっぷり食べる

・コレステロールを吸収する作用がある食物繊維を充分に摂る

・ウォーキング、水泳、ジョギングなどをする時間を作る

・通勤ではなるべく歩く時間を多くする

・近所への買い物は車ではなく、自転車や徒歩で出かける

 

毎日の生活習慣がメタボになるかどうかの分かれ目ですので、少しでも予防するという意識を持つようにしましょう。それが健康維持に繋がるのです。

タバコは健康の大敵!

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喫煙者とタバコについて

タバコが健康維持に悪影響を及ぼすことは一般常識と言って良いでしょう。誰もが知っていることです。

しかし、実際にタバコを吸っている人は簡単にやめることはできません。喫煙者の大多数の人はやめたいと思っているそうですが、これはとても難しいことなのです。

日本政府でも国民の健康や財源確保のために、たばこ税を増税してきました。

その結果、価格はどんどん高くなり、現在は人気がある銘柄は1箱450円程度まで上がりました。これは30年前に比べると約2倍です。

価格が上昇すれば、経済的に厳しくなりますので本数を減らしたり、やめる人も出てくるのです。

厚生労働省の調査でもタバコの値上げは、消費率や喫煙率を下げる効果が出ていることが確認されています。

一昔前に比べると喫煙者の割合は大幅に減少し、タバコを吸う人が珍しくなったように感じます。

ところで、タバコは吸っている本人にとって有害なだけではなく、周りの人にも迷惑を掛けます。

吸わない人でも喫煙者が近くにいると受動喫煙によって体に害を受けてしまうのです。

そのため非喫煙者に対する配慮が行き届くようになり、職場やレストランなどでも分煙が徹底されています。

タバコを吸う人は、吸いたくなったら肩身の狭い思いをして喫煙所へ足を運ばなければなりません。

時々、道を歩いていると歩きタバコをしている人を見かけることがありますが、これによって受動喫煙をしてしまうことはとても迷惑なことです。

現在、歩きタバコ禁止条例を施行している自治体も増えていますが、それでも完全に避けることは難しいのです。

タバコが健康に及ぼす害について

喫煙者がタバコをやめられないのはニコチン依存症になるからです。人間の脳にはニコチンが結合すると快楽を感じる受容体があり、それが結合されると快感を生じるドーパミンが放出されるようになっています。

そのためタバコを吸うたびに心地良い快感を覚えるようになり、ニコチン依存症になってしまうのです。

このニコチンは有害物質であり、体に様々な悪影響をもたらします。

まず、血管を縮小させますので血行不良となり、栄養が隅々まで行き届かなくなります。また、心拍数や血圧が上昇したり、体温が低下して新陳代謝がスムーズにできなくなるのです。

それはお肌にも影響が出ます。肌のターンオーバーが乱れたり、保湿成分が不足することになりますので、肌がカサついたり乾燥することになりますので、シワ、たるみ、シミなどの原因になります。

また、タバコを吸うと美容効果が高いビタミンCが破壊されてしまいますので、尚更、お肌に良くないのです。

さらにタバコの煙には4000種類を超える化学物資が含まれていて、その中で発癌性があるものは60種類にも及びます。

代表的なものはアセトン、ブタン、ヒ素、カドミウム、一酸化炭素、トルエンなどです。

これだけ多くの有害物質が含まれているタバコは多くの病気の原因になります。

脳卒中、咽頭がん、喘息、食道がん、肺がん、膵臓がん、心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、胃がん、胃潰瘍、骨粗鬆症などです。

また、喫煙者は非喫煙者と比較すると寿命が10年短くなるというデータもあります。

一部ではタバコはストレスを軽減したり、アルツハイマー病の予防に期待ができるなどの見解もありますが、吸い続けることはあまり好ましくないと言えるでしょう。

禁煙方法について

タバコをやめるには強い意志が必要と言われていますが、タバコの害についての認識とやめることによるメリットについてハッキリさせておくことが大切です。

タバコが与える害についてはこれまで説明してきました。そこでメリットについて考えてみたいと思います。

まず、タバコにかかる費用です。1日1箱購入した場合は、単価を450円として考えると毎月13500円も出費することになりますので、1年間で162000もかかってしまいます。

そのため。そのお金を貯金したり、家族サービスなどに利用することができるのです。

また、自分が健康になるだけでなく、受動喫煙がなくなりますので家族の健康も守られるのです。

それらを踏まえて思い切ってやめる決断をしましょう。

また、どうしてもやめることができないという人は病院で禁煙外来を受ける方法もあります。

2006年より健康保険が適用されるようになりましたので、費用はそれほど高くありません。1日1箱以上吸う方にとってはタバコ代よりも安くなります。

治療法として、これまでは主にニコチンガムやニコチンパッチなどが使われてきましたが、最近はニコチンが含まれていない飲み薬が用いられるようになりました。

これは医師に処方してもらう必要があります。医師に相談すれば私生活においても適切なアドバイスをしてもらえますので、自分だけで禁煙が難しい時は1度訪れてみると良いでしょう。

簡単にできる風邪予防:これで寒い冬を乗り切りましょう!

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寒い冬は風邪が心配ですね。風邪をひくと仕事を休まなければなりませんし、どこかに遊びに行くこともできませんので、とても不自由な思いをすることになります。

そのため充分に気をつけなければなりません。

しかし、風邪のことで神経質になってしまうと、気になって何も手につかなくなってしまいますし、外出もできなくなります。

そこで日常生活の中で誰でも気軽にできる風邪予防についてご紹介します。手間がかかったり、難しいことではありません。簡単な方法ですので、すぐに実行できます。

風邪予防に効果がある食材を取り入れる

風邪予防では毎日の食事を見直すことが最も基本的な方法です。風邪のウイルスを撃退する栄養素が含まれている食材がありますので、それを積極的に取り入れることが有効な対策となります。

まず、注目したいのは蜂蜜です。近所のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに行けば簡単に買えますが、実はとても優れた食材なのです。

蜂蜜に含まれている糖分やグルコン酸という成分には強力な殺菌作用があり、風邪のウイルスから体を守ってくれるのです。

また、蜂蜜は咳を抑えてくれる効果もあります。なぜなら咳が出るのは粘膜が刺激を受けることが原因ですが、蜂蜜は粘膜の刺激を和らげてくれるからです。喉が痛い時などにも食べてみると効果が期待できますので、風邪の時には欠かせません。

蜂蜜はそのまま食べるよりも、何かと一緒に食べるのが良いでしょう。

まず、お勧めなのがヨーグルトです。なぜならヨーグルトに含まれている乳酸菌は善玉菌を増やし腸内環境を改善してくれますので、免疫力をアップさせるため風邪がひきにくくなります。

また、レモンと混ぜてハチミツレモンにして飲む方法も有効です。レモンにはビタミンCが入っていますが、ビタミンCは白血球を活性化させる効果があります。白血球は外部から侵入してきたウイルスを駆除する働きがありますので、その作用を強化することによって風邪のウイルスを退治してくれることも期待できるのです。

次にお勧めしたい食材は大根です。

大根に含まれているイソチオシアネートという辛味成分には優れた殺菌効果があり、白血球の活動を促進してくれますので風邪予防に良いのです。

尚、大根は根だけでなく、葉の部分も栄養価が高い食材として知られています。そのため葉も捨てずに食べるようにしましょう。

お勧めの料理は、「大根に生姜や長ネギを入れたスープ」「切干大根」「ブリ大根」「大根と鶏肉の田楽」「おでん」などです。

冬は鍋物などが多くなると思いますので、食材になるべく大根を選ぶようにしましょう。

日常生活で心掛けること

基本的な予防法はウイルスを寄せ付けないことですので、外出時はマスクをするようにしましょう。特に電車の中などの密封された空間では感染しやすくなりますので注意してください。また、うがいや手洗いも細目に行うようにしてください。

ところで風邪やインフルエンザは空気が乾燥しているほうが感染しやすいと言われています。

ウイルスは湿度が高い時は落下しやすいですが、乾燥していると空気中を漂うことになりますので、口や鼻などから侵入するようになるのです。

そのため室内では加湿器を使ったり、濡れたタオルをハンガーなどに掛けておいたり、ストーブの上に水を入れたヤカンなどを置くようにしましょう。

それに加えて水分補給も大切です。

水分が補給されなければ、口や鼻から侵入した風邪やインフルエンザのウイルスを咳やタンとして排出する働きがある線毛の働きが悪くなり、充分に機能しなくなってしまうのです。そのためウイルスが体内に入ってきてしまうのです。

尚、1度に飲む水分は少量で回数を多くするようにしましょう。

このように日常生活のちょっとした心掛けで風邪を予防することができます。

簡単なことですので、すぐに始めてみてください。

腹痛を感じた時の処置について

継続した痛みを感じている時は医師の診察を受けること

腹痛は誰もが1度は経験したことがあると思います。1度もお腹が痛くなったことがないという人はいないでしょう。

原因は体内の内臓器官に何かしらの異常があった時に感じるものですが、病気でないケースが多く、すぐに痛みが治まることがほとんどです。

腹痛を起こしやすい部位として代表的なものは胃腸だと思います。

私たちが食べ物を吸収すると胃はそれを消化してくれますが、食事の量が多すぎると消化作業が多忙になり、その働きが弱ったり、苦しくなることがあります。

それによって腹痛が発生するのですが、これは単なる食べ過ぎですので病気の心配をする必要はありません。

また、腹痛に下痢などが伴う場合は風邪を引いたことによる影響や、冷たいものを飲み過ぎたことによるものが多く、すぐに治まります。

同様にお通じが悪い時に腹痛を感じている時は、便秘が原因であることがわかりますので、食事内容を見直したり、水分を多めに摂取したり、運動をするなどの解決法があります。

これらはいずれも一時的な症状であることが多く、すぐに症状は消えてしまいます。

ところが一週間経過しても痛みが継続している時は病気である可能性がありますので、病院へ行くようにしましょう。

大きな病気ではないかもしれませんが、状況を把握できれば安心しますので、時間を作って医師の診察を受けたほうが良いのです。

様々な検査方法について

病院で診察を受ける時は状況を医師に説明して、薬を処方してもらいます。

しかし、薬で症状が改善されない時は検査を受けることになります。

検査はたくさんの種類がありますが、最も簡単なものはレントゲン検査です。

これは職場での定期的な健康診断でも行われているケースが多く、バリウムを飲んで胃部の状況をチェックしたり、肺の病気を確認する胸部のX線検査などがあります。

一番手軽にできますので、異常を感じたら最低限受けておきたい検査です。

それよりも細かく調べたい場合でも、現在は様々な方法がありますので、状況に応じて選ぶようにしましょう。

まず、胃内視鏡検査がありますが、これは胃カメラとも呼ばれています。

やり方は超小型カメラが付いている内視鏡を口から入れて胃の中を観察するものですが、これを受ける時はとても苦しくて我慢できない人もいます。そのため近年は鼻から入れる方法も実施されるようになりました。

また、大腸内視鏡検査も胃の内視鏡と同様に行われています。最近は内視鏡の先端に拡大できるレンズが内臓されるようになり、より細かくチェックできるようになっています。

それ以外にはMR検査があります。強い磁石や電波を使用して行われるもので、胃腸に異常が見られないにもかかわらず腹痛を感じる際に行われることが多いです。肝臓や腎臓に発生した胆石などもチェックできる検査です。

そして比較的楽にできるものとしてCT検査と呼ばれるものもあります。これはX線によって体の断面を撮影するものです。特に心臓、胸部、肝臓、腎臓、大動脈などの病気の発見に優れた効果を発揮します。そのため腹部に異常がある時に受けておけば安心です。

これまで様々な検査をご紹介してきましたが、腹部に痛みを感じた時に簡単に治まらないようであれば病気の可能性がありますので、必ず病院へ行くようにしましょう。

嫌いな人も食べる価値あり!ヨーグルトの健康効果

 

テーブルの上に置かれた明治ブルガリアヨーグルト

ヨーグルトはどうして健康に良いのでしょう?

ヨーグルトが健康に良いことは皆さんもご存知だと思います。そのため毎日食べている方もいらっしゃるでしょう。

特に朝食のメニューの1つに加えているケースが多いようです。

しかし、その理由について詳しく理解している方は少ないと思います。そこで、こちらではヨーグルトが私たちにもたらしてくれる健康効果についてご紹介しています。

ヨーグルトが苦手な方も、その効果の素晴らしさを知れば食べたくなるかもしれません。嫌いであっても少しずつ食べることによって慣れてきますのでチャレンジしてみてください。

また、どうしても食べられないという場合はサプリメントで摂取する方法もあります。健康で長生きしたいという方は、ぜひ毎日の生活に取り入れるようにしましょう。

ところで、ヨーグルトの健康効果を知るには腸について知識を深める必要がありますので、まず私たちの腸についてご説明します。

 

腸の仕組みや働きについて

腸は私たちの健康維持には大切な消化器官です。腸には腸神経系という独自の自律神経が備わっており、これは脳の中枢神経系の影響を受けて働いていますが、単独で働くことがあります。そのため第二の脳と言われているのです。

腸には神経細胞や免疫細胞がありますが、免疫細胞については全体の70%が集まっています。特に小腸の末端のパイエル板に多く密集していますが、ここは巨大な組織となって働いています。腸の免疫機能は腸管免疫と言いますが、腸内細菌が出す信号により、腸管壁の免疫細胞が作用する仕組みになっています。

そんな中で私たちの健康を左右しているのは1000兆個近く存在すると言われている腸内細菌です。

この腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類があります。そして善玉菌が多いと腸内環境は良好で、逆に悪玉菌が増えている場合は腸の状態は悪化しているのです。

そして最も数が多く全体の7割近くを占めている日和見菌は数が多いほうの味方をします。つまり善玉菌が多ければその働きを助けてくれますが、悪玉菌が勝っていれば悪い菌になってしまうのです。

そのため腸内環境では常に善玉菌を増やしておくことが大切です。理想的なバランスは善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割です。実は悪玉菌も必要な菌であり、外部から侵入する細菌などを退治してくれますので、欠かすことができないのです。

では、腸にはどのような働きがあるのでしょうか?

以下に主なものをまとめてみました。


1.栄養分を消化吸収する

2.腸内細菌が合成した様々なビタミンを体中の隅々まで届ける

3.腸内細菌が生成したドーパミンやセロトニンなどの前駆物質を取り込み脳内へ運ぶ

4.免疫防御作用により有害物質を撃退してくれる

5.解毒作用により肝臓の働きをサポートする


悪玉菌が増加して腸内環境が悪化すると腸が正常に機能しなくなりますので様々な影響が出てきます。

代謝機能が衰えて便秘になり体内に老廃物が蓄積されてしまったり、栄養の吸収が不十分になります。

そのため様々な病気の原因になるのです。

また、肌荒れや肥満なども引き起こしますので、美容にも良くありません。

そのため常に腸内環境を整えておくことが重要なのです。

 

ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌が有効

腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善するには、乳酸菌を摂取するのが最も有効な方法です。

乳酸菌はスーパーやコンビニエンスストアで気軽に購入できるヨーグルトに多く含まれていますので、毎日食べると良いでしょう。また、ヨーグルトにはカルシウムなども入っていますので栄養価が高い食品なのです。

乳酸菌は乳酸を作り出す菌のことを指しますが、数十種類あると言われています。これらはそれぞれ期待できる効果が異なりますので、自分の体の状態に合わせた乳酸菌を選ぶのが理想的です。乳酸菌は乳酸桿菌(ラクトバチルス)や乳酸球菌(ラクトコッカス)の2つに大別できます。

尚、ヨーグルトに頻繁に使われているビフィズス菌は厳密には乳酸菌に属さないとされていますが、整腸効果があり乳酸菌の仲間と考えて良いでしょう。ビフィズス菌はビフィドバクテリウムと呼ばれ、腸内でビタミンB、ビタミンK、葉酸を合成し、乳酸や酢酸を生成する働きがあります。そのためビフィズス菌はとても素晴らしい効果が期待できるのです。

ヨーグルトは通常はブルガリア菌とサーモフィラス菌で発酵します。そのためビフィズス菌を取り入れたいのであれば、その旨が明記されたものでなければビフィズス菌が入っていませんので注意してください。

ところで、乳酸菌は腸内環境を改善してくれますが、それらを含めて様々な健康効果がありますので、いくつかご紹介します。

尚、多数の種類がある乳酸菌にはそれぞれ特徴があり、乳酸菌であれば下記のすべてに効果があるというわけではありませんのでご注意ください。

 

1.便秘の解消

2.NK細胞やマクロファージを活性化して免疫力を強化 
(※NK細胞はガン細胞やウィルス感染細胞を撃退し、マクロファージは血液中の異物を取り込んで分解する効果がある)

3.肌荒れの改善

4.アトピー性皮膚炎の改善

5.花粉症の予防

6.血糖値上昇の抑制

7.高血圧の予防

8.大腸ガンの予防する
(※善玉菌を増やせば、大腸ガンの原因となるウェルシュ菌などを減らすことができる)

9.胃ガンを予防する
(胃ガンを誘発するピロリ菌を減少させる)

10.コレステロール値を下げる


嫌いでも食べる価値がある食品

いかがでしょうか!ヨーグルトに含まれている乳酸菌には、これだけ素晴らしい健康効果があるのです。

嫌いな人でも食べる価値がある食品の1つではないでしょうか?

世界の中で長寿の方が多く住んでいると言われている地方で、ヨーグルトが盛んに食べられているところもあります。

長生きをサポートしてくれますのでヨーグルトの摂取を習慣化するようにしましょう。

忙しくても簡単にできる運動

ダンベル運動をする男性と縄跳びをする女性

健康維持に大切な運動

運動が健康維持に大切であることは周知の事実です。最近は健康ブームのため、毎日の生活に運動を取り入れようとする人が増えてきました。

しかし、なかなか運動のために時間を割けないという人が多いことも事実です。

仕事が忙しい人は平日のスケジュールでは自由な時間が取れません。早朝に職場へ出勤して深夜に帰宅しますので、家に帰ってきても食事と入浴を済ませて、翌朝に備えてすぐに寝てしまうのです。

そこで休日に運動をすることを考えますが、疲れが溜まりますので、つい一日中家でゴロゴロして終わってしまうのです。

そこで毎日の忙しい生活の中でも簡単にできる運動をご紹介したいと思います。

特に場所を選ばないでできるトレーニングは便利ですし、実践が可能です。

健康で長生きするためにも、少しでも運動をするように心掛けてください。

尚、運動は有酸素運動と無酸素運動の2つに大別することができます。健康維持に良いのは有酸素のほうと言われていますが、両方を取り入れると効果的ですので、こちらでは両方の運動をそれぞれ詳しくご紹介したいと思います。

 

気軽にできる有酸素運動

比較的負荷が軽度もしくは中程度の運動で、外部から酸素を吸収しながら長時間継続して行われるものが有酸素運動です。

水泳、ウォーキング、エアロバイク、ヨガ、サイクリング、縄跳び、シャドーボクシングなどが該当します。

この有酸素運動は多くの健康効果が期待できます。

まず、この運動を続けると皮下脂肪や内臓脂肪などの体脂肪を燃焼し、血液中のコレステロールや中性脂肪なども減らしてくれます。

そのためダイエットに有効ですが、それ以外でも肥満、糖尿病、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などを予防する効果があるのです。

また、心肺機能が強化され、毛細血管も増えて血行が促進されるようになります。血流が改善されると酸素や栄養が体内に届きやすくなるため、疲労回復が早くなったり、疲れにくい体になります。

さらにはセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内の神経伝達物質の働きが活発になり、ストレス解消、脳機能の向上、ボケ防止にも効果があります。

それに加えて、運動により足腰が鍛えられたり、カルシウムの生成が促進されることによって骨が丈夫になるのです。もちろん軽い運動ですので体を痛めてしまう心配をする必要がありません。

これらのことから、普段から有酸素運動を習慣化して健康増進を図ることが大切なのです。

ところが、現代社会では忙しくて運動をする時間がないという人が多いのです。そこで簡単にできる有酸素運動をご紹介します。

まず、雨の日でもできる室内の運動としては、ステッパーを利用する方法があります。

ステッパーとは両足を左右それぞれのフットプレートの上に乗せて、片方の足を踏み込むと反対側の足があがってくる仕組みになっている運動器具です。場所を取りませんので、狭いアパートに1人暮らしをしている人でも使えます。

この器具には「経過時間」「ステップした回数」「消費カロリー」などが表示されるメーターが付いていますので、目標を設定してトレーニングを行うことが可能です。

尚、ステッパーには様々な種類があり、便利な機能も付いています。例えば、負荷をかけることができたり、踏み込んだ時に真下ではなく斜め下に動く製品なども登場しています。斜め下に動くことによって、体幹が鍛えられたり、骨盤やお腹周りを引き締めてくれるのです。

また、椅子に座りながらフットプレートを踏み、足を前後・左右に動かしたり、回転させることができる器具もあるのです。

そのため自分の目的に合わせて商品を購入することができます。 価格は2000円くらいのものから数十万円するものまであり、現在は1万5千円くらいの商品が人気が高いです。

器具を購入したくないという人は、室内で足踏みをするという方法があります。普通に歩くように交互に足を上げて手も前後に動かしますが、太ももが床と平行になるくらいまで膝を上げます。これを最初はゆっくり行い、徐々にペースをアップします。

これによって有酸素運動ができてインナーマッスルも鍛えられるのです。

これらのステッパーによるトレーニングや室内での足踏みは30分以上行うのが理想ですが、慣れないうちは10分程度から始めて徐々に時間を長くするようにしましょう。

また、毎日行えれば良いのですが、最初は一週間に3日くらいから始めてみましょう。

それ他にはエア縄跳びを活用する方法があります。

通常の縄跳びを室内で実施するのは難しいですが、エア縄跳びであれば可能です。そのため深夜に帰宅して自宅でもできます。

エア縄跳びはグリップはありますが紐が付いていない商品で、価格は安いものであれば1000円前後で買うことができます。

紐がありませんので場所の心配をすることもなく、部屋の中で軽くジャンプするだけで良いのです。尚、この商品は回した回数や消費カロリーも表示されるため、とても便利なのです。

もちろん、商品を購入しなくても家の中で同じようなトレーニングは可能ですので、室内で縄跳びと同じ動作を行ってみても良いでしょう。

また、忙しくて自宅で20分や30分の時間を取るのが難しいという方は、毎日の通勤時間の中で行うことができます。

例えば、最寄の駅まで徒歩で通っているケースでは歩き方を変えるだけでも運動になるのです。今までは何も意識をしないで歩いていたと思いますが、歩幅を大きくして早歩きで歩くことにより、有酸素運動としての健康効果が期待できるのです。

また、駅やオフィスビルなどの建物内ではエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用すると多くのエネルギーを消費します。

時間がある時は何度も上がったり下ったりすると、とても良い運動になるのです。

尚、この階段による上り下りは、なるべくゆっくり行うようにしましょう。そのほうが効果的です。

その他にも工夫すれば、忙しい中でも有酸素運動をすることは可能ですので、自分の生活スタイルに合わせて取り入れるようにしましょう。

 

無酸素運動

短時間で行われる激しい運動で、有酸素運動のように酸素を必要としません。糖質(グリコーゲン)と酵素をエネルギーとして利用します。酸素を取り入れずに筋肉に負荷をかける方法なので疲労物質である乳酸が溜まりやすいという特徴があります。

無酸素運動は具体的には筋力トレーニングや短距離走などが該当します。

これらの運動を行うと筋肉が増えますので日常生活においてもエネルギー消費量が多くなり、基礎代謝力をアップさせることができます。

では基礎代謝力をアップさせると、どのようなメリットがあるのでしょう?

まず、消費カロリーが多いということで、体を痩せやすく太りにくい体質に改善できます。そのためダイエットをしている人は無酸素運動も上手に取り入れて有酸素運動を行うと効率がアップします。

また、基礎代謝力がアップすると体温を上げることができます。体温があがると免疫力が向上し、細菌やウィルスを撃退するパワーが強くなりますので、風邪などがひきにくくなるのです。

さらに基礎代謝力が上がると美容にも良いのです。新陳代謝が活発になったり、便秘解消にもなりますので、肌や髪が綺麗になるのです。

このように無酸素運動は健康や美容に有難い効果があります。

では、普段仕事などが忙しくても実践できるのでしょうか?

無酸素運動は短時間で行いますので、日常生活で時間が取れない人でも大丈夫です。

具体的にはダンベル運動、腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットなどです。これらは狭い場所でも充分にできますので、自宅で行えば良いでしょう。

無酸素運動は有酸素運動よりも短時間で簡単にできます。

しかし、家ではゆっくり休みたいという方は、通勤時間などを利用して同様の効果を得る方法があります。

職場や最寄の駅までギア付の自転車を利用している人は、ギアを重くしてみましょう。そうすれば漕ぐためにエネルギーを使いますので無酸素運動に近い状態のトレーニングになります。

また、徒歩で通っている場合はダッシュを取り入れると良いでしょう。50メートルダッシュして、その後はインターバルで歩くようにして、このダッシュとインターバルを何度も繰り返すのです。これも無酸素運動になります。

それ以外では、重い物を持つだけでも効果がありますので、通勤カバンに辞書やパソコンなどを入れることも有効です。

この無酸素運動と有酸素運動はどちらも大切です。無酸素で筋力を付けて有酸素でカロリーを消費させて健康な体を保ちましょう。

スロージョギングの効果や問題点について

スロージョギングとは?

 

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最近、メディアで話題になっている健康法でスロージョギングと呼ばれるものがあります。

日本テレビの「世界一受けたい授業」、NHKテレビの「ためしてガッテン」、TBSテレビの「はなまるマーケット」でも紹介されました。

また、スロージョギングは、現在81歳になった皇后様が天皇陛下と一緒に毎朝皇居を散歩する際に取り入れているそうです。その様子がテレビの報道番組で紹介されていました。

散歩の時間はおよそ30分くらいで、約1キロの距離を散歩とジョギングを交互に行っています。

天皇陛下は2012年2月に心臓のバイパス手術をされていますので、回復の順調のようですね。

このスロージョギングは福岡大学のスポーツ科学部の田中宏暁(たなかひろあき)教授が考案しました。

この教授は運動生理学、体力学、健康科学を研究し、医学博士の学位を取得しています。

具体的なスロージョギングのやり方は、背筋を伸ばし、顎を上げて、肘を曲げて、自分がいつも歩いている歩幅の半分くらいの幅でジョギングします。

この時は踵から着地せずに、つま先や足の付け根から地面に着くようにします。これは膝に負担をかけないようにするためです。そして肘は軽く前後に動かしましょう。

速度は人それぞれ異なりますので、その人にふさわしい速さで走ることが大切です。

通常は時速7キロくらいで走りますが、運動不足だと感じている人は時速4キロくらいから始めても良いでしょう。

速度に関しては決して無理をしないでください。最初から無理をすると継続が難しくなります。

 効果や問題点について

では、どのような効果が期待できるのでしょうか?

まず、同じ速度で徒歩とスロージョギングを行った場合、スロージョギングのほうが消費カロリーが1.6倍も多くなります。

同じ速度なのに、どうして消費カロリーに差が出るのか疑問を感じる人もいらっしゃるかもしれません。その理由はジョギングという行為は両方の足が宙に浮く瞬間がありますので、筋肉が鍛えられるからです。

また、スロージョギングによって筋肉が付きますので腰痛が改善されたり、膝の痛みが軽減されたなどの嬉しい情報もあります。

さらに脂肪を燃焼してくれますのでお腹周りがスリムになりますので、ダイエット効果が期待できますし、生活習慣病や認知症などの予防にも役立つのです。それに加えて体力アップや免疫力向上にも繋がります。

尚、スロージョギングはもともと膝や腰に負担がかからない走法ですが、ダイエット効果で体重が減ることによって、ますます負担が減少するという好循環を生み出しているのです。

そして実際に多くの方から喜びの声も届いています。

ただし、問題点もあるのです。

まず、走り方が悪い場合は脹脛(ふくらはぎ)などが筋肉痛になります。これは、つま先だけで進んでいる場合に発生する現象です。着地する際には、つま先から足の付け根を使いますが、その後は足の裏全体を地面に着けてから前進しますので、正しい走り方を身に付けることが重要です。

また、猫背の方は肩や腰が筋肉痛になりますので、ランニングフォームを大きな鏡などでチェックするようにしましょう。

もう1つの問題は、暑い夏の日や寒い冬の日は外に出るのが辛いため、継続するのが難しいことです。また天気によっても実践できない日が出てきます。

解決法としては、ルームランナーを購入して利用する方法があります。ルームランナーは様々な速度で調整できますので、自宅に居ながら1年中スロージョギングができるのです。

ただし、お値段は数万円かかりますので決して安くはありませんし、自宅内に設置するスペースがなければ購入は厳しいでしょう。

そんな方にお勧めしたいのが、自宅で足踏みをする方法です。これはスロージョギングとほぼ同じ効果を得られます。また、ためしてガッテンという番組では、代わりに踏み台昇降を行うことを勧めていました。

このように様々な方法で代行することが可能なのです。

スロージョギングは正しい方法で行えば、健康にとても良いですし、ダイエットにも有効です。

特に普段から運動不足だと感じている方にお勧めしたいです。