激しい運動は体に悪影響を与える!
健康のために運動をしている人はたくさんいらっしゃるでしょう。
運動は健康を維持する上で重要な役割を担っていますし、運動不足になると肥満や様々な病気の原因になってしまうのです。
しかし、運動をやり過ぎたり、激しい運動を行うと逆に体に悪影響を与えることはご存知でしょうか?
つまり適度な運動を行うことが大切なのです。
人間に限らず、車や自転車なども酷使すると故障したり部品が早く消耗しますが、それと同じです。
無理しないで自分の体の状態に合った運動を行うようにしましょう。
それでは運動のやり過ぎが健康に悪い理由を2つご紹介します。
理由1:活性酸素の影響を受けやすい
私たちは普段の生活の中で呼吸する際に酸素を体に取り入れています。その酸素は体内で糖質や脂質を燃焼させてエネルギーを発生させる時に活性酸素という物質を生み出しています。
この活性酸素は体内に侵入してくるウィルスや細菌を退治してくれる有難い働きがあるのですが、その反面、細胞を酸化させてしまうという大きなデメリットもあるのです。
具体的には老化を早めたり、肝機能を低下させたり、LDL(悪玉)コレステロールと結合して酸化LDLとなり血管内に付着して、動脈硬化を引き起こす原因にもなっているのです。
また、活性酸素は生活習慣病などの様々な病気の要因になると言われていますし、シミやソバカスなども発生させますので、健康や美容の大敵なのです。
この私たちにとって嫌な存在である活性酸素は激しい運動をすると、どんどん増えてしまうのです。
その理由は激しい運動をすると呼吸の回数が多くなりますので、それだけ多くの酸素が体内に吸収されるいことになるため、必然的に活性酸素の量も増えてしまうのです。
そのため激しい運動は健康に悪い影響を与えてしまうのです。
理由2:心拍数が速くなること
一般的に動物は心拍数が速いほど長く生きられないと言われています。逆に心拍数が遅い動物は長生きする傾向があります。
これは生涯心拍数が決まっているため、心拍数の速さが寿命と関連性があると考えられているからですが、人間でも心臓に大きな負担をかける激しいスポーツを行ってきたスポーツ選手は長寿の人は少ないと言われています。
その理由はスポーツ選手は過度な運動によって心拍数を多く使っているからです。
そのため私たちも無理な運動をしないことが大切です。きついと感じる運動は避けるようにしてください。
どのような運動が良いでしょう?
健康維持のために行う運動は、心地良いと感じる程度の軽い運動を行いましょう。
激しい運動は活性酸素を多く発生させて、脂肪燃焼に必要な酸素が運動に使われるため、脂肪がなかなか減りません。
つまり、短時間のランニングよりもウォーキングやジョギングを長時間続けたほうが良いのです。
結論としては軽度の運動を毎日継続することが健康維持には重要であるということです。